【簡単】手軽に本格の水出しコーヒーを自宅で楽しむ!作り方

水出しコーヒー LIFE

「水出しコーヒー」って、最近よく聞くようになりましたね。コンビニの棚にも陳列されるようになり、身近なコーヒーの一種だと感じている方も多いと思います。

コーヒーは、抽出方法によって、口当たりも味わいも大きく変わります。その中でも、特に夏におすすめしたいのが、水出しコーヒーです。

本記事では、水出しコーヒーの魅力と自宅での簡単な淹れ方を紹介します。

少ない準備ですぐに自宅で美味しく作れますので、ぜひ試してみてください。

水出しコーヒーってなに?

水から抽出したコーヒー

水出しコーヒーとは、水出し麦茶のように挽いたコーヒー豆を水に浸してゆっくり抽出するコーヒーのことを言います。発祥はアメリカで、「COLD BREW(コールドブリュー)」とも言います。抽出には6〜8時間ほど必要なので、飲みたいタイミングに合わせて事前に準備しておく必要があります。

温かいコーヒーを冷やして飲むアイスコーヒーとは違い、時間のかかる抽出のおかげでアイスでもコーヒー本来の旨味と甘味をしっかり味わうことができます。

まろやかでなめらかな口当たりが特徴

水出しコーヒーは常温の水で抽出するため、熱いお湯で抽出した時と比べると、コーヒーの油分を多く含まずに抽出できます。油分にはコーヒー豆の風味が強く含まれるので、水出しコーヒーではこの風味が少し劣ってしまいます。ですが、この風味とは主に苦味や渋みのことを言いますので、コーヒーのこれ以外の特徴である旨味や甘味がより強調されます。

結果として、まろやかでなめらかな口当たりでありながら、しっかりとコーヒーの深みを感じられるようになります

また、水出しコーヒーがドリップコーヒーから作ったアイスコーヒーと比べて透き通る黒色・褐色をしているのも、油分が少ないゆえの色です。ただ薄いわけじゃないんです。笑

夏のアイスコーヒーにぴったり!

水出しコーヒーの最大の魅力は「自分好みの濃度に合わせて作れること」です。

ドリップした熱々のコーヒーを直接氷の上に落として急速冷却して作るコーヒーも美味しいのですが、どれくらい氷が溶けるかをうまくコントロールできなかったり、ドリップ技術によって濃度が安定しないことがほとんどですよね。

その点、水出しコーヒーは浸す水の量と豆の量、浸す時間で濃度が変わるので、先に準備した通りの濃度に仕上がります。また、冷蔵庫の中で抽出できるので、出来上がりも冷えているので氷を入れて薄まる心配もしなくて大丈夫です。

夏場に乾いたのどを潤すためにゴクゴク飲みたい!という方は、少し水の量を多めにして作っておくと良いです。

水出しコーヒーを作る準備

普段自宅でコーヒーをドリップして飲まない方や初めて水出しコーヒー作りをやってみようとする方には少し腰が重いように感じるかもしれませんが、実は水出しコーヒーはめちゃくちゃ簡単に作れます。

コーヒー豆を準備する

豆は、深煎り中挽き〜細挽きがおすすめです。

水出しコーヒーは、抽出方法による影響を受けにくく癖がないので、豆本来の風味や味わいの違いを感じられます。

最初は手軽に購入できるものから始めてみて、少しずついろんな豆の違いを試してみてください。

特別な容器や器具を準備しなくて大丈夫

ゆくゆくは専用のポットなどを探してみても良いと思うのですが、最初は豆以外には下記のものを準備するだけでOKです!

・水出し用のピッチャー(私はダイソーのメモリ付きシェイカー)
・お茶パック(スーパーでもダイソーでもOK)
・水(軟水が望ましい。水道水で問題なし!)

上記の通り…豆以外は、200円くらいあれば整えられます。

お店の味を簡単に再現!水出しコーヒーの黄金比

さて、準備が整ったら、早速作ってみましょう!

出来上がりまで8時間ほど必要なので、夜の21時頃から準備すれば朝の通勤時の飲み物として持って行くのにちょうど良い仕上がりになりますよ。

作り方の基本

【基本の作り方】  ※豆と水の分量は下記を参照してください
①挽いたコーヒー豆をお茶パックに入れて封をする。
②ピッチャーに封をしたパックを入れ、常温の水を静かに注ぐ。
③常温のままで1時間ほど置く。(この時に冷蔵庫に入れると十分に抽出されなくなるので注意!)
④冷蔵庫で7〜8時間置く。
⑤パックを取り出し、完成!(パックは時間が経ったらすぐに取り出すのが◎)

お茶パックを使った作り方は上記の通りです。最初の1時間を常温で置くことだけ気をつければ、ほとんど放置しているだけで美味しい水出しコーヒができちゃいます。

実際に使用する豆と水の分量は下記をご確認ください。

豆と水の分量の決め方

水出しコーヒーを作るときは、まずは下記の分量で試してみてください。

コーヒー豆(g):水の量(ml)=1:10

なので…豆20gで水200ml、になります。この分量だと、ドリップコーヒーと同じくらいの濃さか少し濃いかな〜というくらいの濃度になると思います。

この濃度のベースに、自分好みの分量を見つけてみてください。私は元々アメリカンが好きなのでやや薄めに調整します。また、コーヒーは1日1杯までと決めているので、1杯で約10〜15gの豆を使用するのを参考にして、豆15gで水250ml、氷を入れてちょうど良いくらいです。

水出しコーヒーを作るときに気をつけること

抽出を終えた後のコーヒー豆のパックは、できるだけすぐに取り出すようにしましょう。適切な抽出時間を過ぎると、紅茶のように苦味や渋みが出やすくなります。スッキリした味わいの水出しコーヒーに仕上げるために、ある程度の時間管理を意識してみてください。

また、水出しコーヒーは、沸騰させていない水を使って抽出するので、衛生的な面で長持ちする飲み物とは言いかねます。できれば抽出を終えたその日中、遅くても翌日中に飲み終えるようにしましょう。

水出しコーヒーで暑い夏を乗り越えよう!

ドリップコーヒーで淹れたアイスコーヒーと水出しコーヒーの違い、魅力や簡単な淹れ方を紹介しました。水出しコーヒーは、コーヒー豆や使用した水本来の味をしっかり味わえる飲み物です。

ぜひコーヒー豆を手に入れて、手軽で美味しい水出しコーヒーを楽しんでみてください。

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