相手が自分のことを束縛しています。相手もそれだけ私のことを好きでいてくれている証拠なのかな、と思いますし、私も彼女のことが好きです。
でも最近、束縛が激しすぎて少し辛いです…。
カップルであると互いに認識している上での「束縛」って、相手のことが好きゆえにすることだと思いますよね。
でも、本当に相手を想いながらの束縛の場合と、自分の気持ちを相手に押し付けるだけの束縛の場合とあること、気づいていますか?
束縛の全てが悪い、と断定するわけでなく、自分が相手に求めていること、相手が自分に求めていることを考えた上で、互いを大切にできる良い恋愛関係を築いてほしいです。
相手を大切にできる恋愛は、イコール自分のことも大切にできる恋愛。
少しだけ、客観的に2人の関係を見つめ直してみましょう。
「束縛」に当てはまる行為
一般的に、恋愛関係における束縛って、パートナーを好きが故にする行為だと思われがちですよね。
だからこそ、パートナーが自分以外の人と交流すること機会自体を無くしてしまおう、と言う本能から、パートナーの行動そのものに制限をかけようとすること、これら全般が「束縛」になると思います。
束縛の程度は様々ですが、これまで私が聞いたことがあるものとして、下記のような束縛の種類がありました。
・恋愛関係になりうるような人とは連絡を取らせない、2人きりでの行動をさせない ・SNSなどの連絡ツールの登録を消させる ・家族や自分以外の人と連絡を取らせない、または連絡先を消させる ・門限を設ける ・1人での外出を禁じる ・一緒にいない時は常に連絡を取り続ける ・おやすみやおはようなどの連絡を強いる
ただ、これらの行動が実際に「束縛」になるのは、これらのルールを守れなかった時に一方的にどちらかが「怒り」や「悲しみ」の気持ちを抱いてしまう関係であることや、これによってどちらかの心情が不安定になってしまう関係であるときです。
「束縛」は好きの気持ちを表す方法ではない
「好きの気持ち」と「パートナーへの信頼」の程度は、必ずしも比例していたり、付き合っている関係において必ず両者同じように持っていると言い切れるものではありません。
少し、原点に戻って考えてみましょう。
束縛をしてしまう理由
あなたにとって、パートナーを束縛したい!と感じるのはどんな時ですか?
おおよそ想像がつくのは、自分以外の人と接してほしくないから、他の人と接して関係を築かれるのが不安だから、自分以外の人と仲良くなるのが不安だから、などが挙げられると思います。
でも、これらの気持ちを抱くのって、パートナーと自分との関係が深くて信頼しあっている関係であることに自信がないから、または一方的な恋愛感情の押し付けや価値観の不一致からだと思うんです。
「不安な気持ち」の押し付けで、相手を大切にできていないかもしれない
もし、「この人は自分以外の人と連絡をとっていても自分のこと好きでいてくれる。そう信じられる人」とわかっていれば、相手の行動に制限をかけるようなことをしなくて済みますよね。
と、言うことは、束縛は、相手に対して不安な気持ちを抱いているが故にしてしまう行為、とも考えられます。これって、そもそも、良好な関係ではないと思うんです。
パートナーのことが好きだからパートナーが過ごす日常の中で自分の知らない部分を作りたくない、と思うのはなんとなくわかります。
でもそれは、「相手の行動に制限をかけて、外との情報を遮断して、檻に閉じ込めているだけ」なんです。パートナーの自由を奪っているんです。この場合の自由とは、行動の自由だけでなくて、自由に生きる権利、もあたります。学ぶ権利、発言する権利、選ぶ権利。つまり、あなたの大切なパートナーの「その人らしさ」を奪っているかもしれません。
自分が強く束縛する側であっても、パートナーが自分を束縛しているとしても、束縛によってその人らしさを奪っているかもしれない。このことについて、一度じっくりと考えてみてください。
その上で、本当に2人の関係を続けるべきか、少し距離をおくべきか、互いにじっくり考えたりゆっくり話し合う時間を設けるべきか、一緒に向き合う時間をとってみましょう。
最後に
結局のところは、相手のことを信じているから相手のことを大切にできるし、信頼しあえる関係であるためには互いのことをよく知って尊重しあえる関係でなくてはならないんだなーと思います。
私の彼女は、私が私らしく生きれること、やりたいことをやれる状況・環境であることをすごく応援してくれます。私も同じように、彼女がやりたいことがあれば挑戦したり安定して過ごせるような環境を整えてあげたいですし、微力ながら背中を押してあげたいなーと思います。願わくば、一番近くで彼女のやりたいことや彼女が彼女らしく過ごせるサポートができたらいいなと思っています。
彼女の優しさに甘えすぎて悲しい思いをさせてしまったり困らせてしまうことが多々あるので、そのようなことがなくなるように気をつけます。笑
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